2006/11/25

2TB超 2250GB RAID 5 HDD Arrey への OS インストール


Seagate ST3750640AS (750G SATA300 7200) 750GB HDD x 4個と HighPoint RocketRaid 2300 で 構築した 2TB超 RAID 5 Arrey にOS をインストールします。尚、以下の容量表記は OS 上での表示にあわせ RAID 5 2250GB (HDD 実容量2,250,227,318,784byte) = 2095.7GB 表記とします。

1.WindowsXP Professinal 32bit
2TB の壁に阻まれ、2047.97GB までの認識となりますが、トラブル無しでインストールが完了します。切り捨てられる容量は 2095.69GB - 2047.97GB = 47.74GB ですので、RAID 5 換算 1GB単価 80円 をかけると 3,819円分になりますが、これなら諦めがつく金額です。

Flieserver 専用機として使用するのではなく、普通の Windows PC としても使用するのであれば、この容量で止めておくのが最も簡単かつ確実な方法です。というより WindowsXP 32bit版では 2TB超 RAID 5 Arrey の全容量認識は不可能です。
2.Linux Fedora Core 6 64Bit
RAID 5 Arrey 全領域を認識させ、かつ 当該 RAID 5 Arrey にFedora Core 6 をインストールさせて起動させるまでにかなりの試行錯誤を要しましたが、使用が可能です。

(1) RocketRaid 2300 の 2095.69GB RAID 5 Arrey にそのまま自動設定で Fedora Core 6 をインストール

インストール中は、 2095.69GB 全領域を認識し、インストールが完了するのですが、MBR の制限から、再起動すると立ち上がりません。

当然のことですが、RocketRaid 2300 で RAID 0 を構築し、さらに大きな 2794.3GB の容量でインストールを試みると、全領域を認識し、インストールは完了するものの再起動しません。

Fedora Core 6 32Bit も同じ現象が発生します。(以下 特にBit 数を記載しない場合は、Fedora Core 6 64Bit 版です。)

(2) 別途、Mother Board のSATA Port を利用して起動 Disk を用意し、この Disk に Fedora Core 6 をインストール

別の起動用 HDDへの Fedora Core 6 インストール後、RocketRaid 2300 の 2095.69GB RAID 5 Arrey を認識させ Mount させますと、当初の目的の一つである 2TB超 Disk の利用が可能になります。

この起動Diskを用意する方法は一般的な方法ではありますが、起動Disk が1個のみの場合、これが破損すると OS の再構築が大変ですので、その対策として、Fedora Core 6 に装備されている Software RAID 1 機能を利用して 起動Disk の RAID 1 化を行うのが普通です。ところがこの方法では さらに HDD が増えて合計 6個のHDD 構成になってしまいます。

RAID 5 Arrey の容量が 2TBを遥かに超えているのであれば、まあ納得せざるをえませんが、今回はわずか 47.47GBを超えただけですから、この余った 47.47GB の RAID 5 Arrey 部分を使うために、別途 RAID 1 Arrey を組むのも何か変です。

(3) 2095.69GB RAID 5 Arrey 上に何とか Fedora Core 6 をインストールして、全領域を利用する。

一番理想的な方法ですが、これが難しかったです。結局この方法が成功するまで 1週間もかかってしまいました。

基本的には (1) の方法を中心に何度も インストールしていたのですが、どうしても全領域認識させるとインストール後の再起動が成功しません。

750GB HDD x 3 による RAID 5 構成(1397.13GB)では、全く問題なく Fedora Core 6 のインストールと再起動 並びに、samba の設定もできますので問題は 2TB の壁にあることは間違いありません。

いよいよ行き詰って、「えーい、WindowsXP の Fileserver でいくか」 と開き直ったとき、不意に頭の中を横切ったのが、仮に Fedora Core 6 で全領域が認識できた場合、samba 経由で クライアント の WindowsXP PC からその領域が認識できるの? という疑問・・・

がーん! 認識できません・・・・ (^_^;)

そこで視点を変えて Fedora Core 6 のインストール時に、クライアントの WindowsXP からも認識できるように Partition 設定項目で カスタム設定を選択し、2TB 2095.69GB の領域内にインストールを行ってみます。・・・・動いた・・・・

でも、これって、 わざわざ Fedora Core 6 と samba を組まなくても、やっぱり最初から WindowsXP をインストールして ファイルの共有を行えば良いのでは?

苦悩が続きます。認識できないのは 47.74GB ですが、たかが 47.74GB されど 47.74GB です。

ここで ふと WindowsNT4.0 のインストールを思い出しました。記憶を辿ると WindowsNT4.0 は NTFS で Format し SP4 以降を導入すれば、2TB までの HDD を認識しますが、最初のインストール時には HDD の最初のセクタから 8.4GB 以内に OS をインストールしないといけないという制限がありました。

Fedora Core 6 が同じとは思いませんが、認識されずに余った 47.74GB を最初のセクター側に持ってきて、この部分に Fedora Core 6 をインストールし、残った 2TB 2047.97GB を基本 Partition で確保して Mount するとどうなるのだろう?

うーん、やりました。 成功です。(^_^)/

2TB 2095.69GB を超える HDD領域の全域が認識利用できて、かつ、当該 2TB超の HDD Arrey に OS をインストールし起動させることができました。

確かに 1スパン 2TB越えの Partition を作るには やはり別途起動Disk が必要ですが、実際に使用する場合は Partition を切って使用しますし、何より クライアントの WindowsXP PC から読み出せない 2TB超の Partition を作っても現実的ではありません。


Linux Fedora Core 6 64Bit のインストール

話が前後しますが、Fedora Core 6 のインストールに先立ち、RocketRaid 2300 の Fedora Core 6 用 Driver を入手します。 HighPoint のサイト から Fedora Core 1- 6 (x86 and x86_64) v1.12 を Download し解凍します。

RR2310_00-Fedora-1.12-1102.tar というファイルを Download できたら解凍を行いますが、WindowsXP 上ではうまく解凍ができません。これから Fedora Core 6 をインストールするのに必要だというのに、 Linux 上でないときちんと解凍ができないのです。



ともかくやりくりをして Linux 上で RR2310_00-Fedora-1.12-1102.tar を解凍すると、左図の様に Fedora Core 6 以外の FC1 - FC5 のDriver も解凍されますので、この中から rr2310_00-fedora-6.img を取り出します。

これを FD に展開しますが、Linux Format の FD になりますので、rawrite.exe をネット上から探してきて展開作業を行います。rawrite.exe 使用方法は、色々なサイトで書かれていますので割愛させていただきます。

私は rawrite.exe を使用せずに WindowsXP 上の C Driveに RR2300 というフォルダを作り、RocketRaid 2300 に付属している CD から autorun.exe と RR2310_00 フォルダをこの中にコピーしました。

作成した RR2300 フォルダの中から C:\RR2300\RR2310_00\Linux\Fedora を開きます。



このフォルダに先程 Download した rr2310_00-fedora-6.img を保存します。

次にこのフォルダ内にある rr2310_00-fedora-1-i386.img を削除し、rr2310_00-fedora-6.img を rr2310_00-fedora-1-i386.img に rename します。

これで autorun.exe を実行しますと、左図の画面が立ち上がりますので、Create Driver Diskette をクリックします。


使用しているRAID Card を選択し、使用する Driver として Fedora Core 1 Driver を選択します。

先程 Fedora Core 6 用の Driver を Fedora Core 1 に rename していますので、実際に作成されるのは Fedora Core 6 用の Driver Disk です。

FD を挿入して OK ボタンを押すと、Driver Disk が出来上がります。


(拡大 640 x 286)

いよいよ Fedora Core 6 の インストール開始です。DVD から起動できる環境であれば、FC-6-x86_64-DVD.iso から DVD を焼いて インストールしてください。CD からですと、5枚組みになって、取り替えながらの作業になり面倒です。

DVD(or CD) から立ち上がると linux dd と入力し Enter Key を押します。linux dd は WindowsXP における 3rd Party Driver のインストール時に F6 Key を押すのと同義と考えてください。



余談ですが、linux dd と入力する代わりに、memtest と入力すると memtest86+ v1.65 が起動します。

さて、正常に起動が進むと Driver Disk があるか聞いてきますので、OK を押します。



通常 FD はfd0 にマウントされますので、そのまま OK を押します。


事前に作成した RocketRaid 2300 のDriver Disk を挿入し、OK を押します。


RocketRaid 2300 の Driver を読み込んでいます。

完了すると他の Driver がないか聞いてきますが、今回は No を選択します。


インストール用 CD (or DVD) のチェック をするかどうか聞いてきます。

通常は Skip で問題ありませんが、 うまく Fedora Core 6 を Download できたか あるいは 焼く際に失敗していないかなど不安がある場合は、OK を押してください。

OK を押した場合は、テストに相応の時間を要します。


無事 Fedora Core 6 の設定開始画面が表示されたら、右下の Next ボタンをクリックします。

言語をきいてきますので Japanse (日本語) を選択し、次に Keyboard を聞いてきますので 日本語 を選択します。

インストールされる方の環境に合わせて選択してください。

(拡大 640 x 514)

問題の HDD の設定画面です。ここでは、プルダウンリストの中から最下段にあるカスタムレイアウトを選択します。

(拡大 640 x 306)

新規ボタンを押して、sda1 に ext3 102MB を /boot 領域として確保します。

同様に 新規ボタンを押して、2TB を超えた余り部分に相当する 48.877MB を LVM PV 領域として確保します。

残る 2TB を /data として ext3 形式で領域を確保します。今回は /data として マウントしますが、別に /hogehoge でも構いません。

いずれも 基本パーティションとして領域確保してください。


(拡大 640 x 159)

次に LVM PV 領域を 設定します。

LVM PV 領域の内、160MB を swap 領域として確保し、残る全てを LogVol00 ext3 形式で / (root)として確保します。

これで Fedora Core 6 のインストールは進むはずです。これ以降の項目設定では、特別な設定は不要ですので各種書籍やサイトを参考にしてインストールしてください。


750GB x 4 RAID 0 2861311MB への Fedora Core 6 インストール


(拡大 640 x 351)

同じ要領で、750GB x 4 RAID 0 でもインストールが可能か試してみました。Fedora Core 6 では 総容量 2861311MB として認識されています。

最初の Partition に /boot 領域として 102MB を確保します。

次に LVM PV 領域として 1999998MB を確保し、その内 160MB を swap 領域、 残りを Fedora Core 6 をインストールする / (root) 領域 とします。

残った 861211MB を /data として ext3 で Format します。


(拡大 640 x 352)

左図は LVM PV 領域の詳細です。

この Partition の切り方で 動作しましたので、
Partition 1 /boot 約 100MB
Partition 2 LVM PV 約 2TB
Partition 3 データ領域 約 2TB
Partition 4 データ領域 約 2TB
とすれば約 6TB までの使用が可能と思われます。 750GB x 8 で RAID 5 を構築すれば、5250GB (5,250,530,410,496 byte = 5,007,296GB) ですので丁度良い大きさになりそうです。

2006/12/05 追記
750GB x8 = 6000GB で RAID 0 を構築し、上記仮説が正しいか実験してみたところ、上記の方法では 4TB が上限になることが判明しました。

これ以上の容量を求めるのであれば、AMCC 3ware の RAID Card を使用して 自動分割機能(auto-carving) を活用するしかないのではないかと思います。

現在稼動している 2TB の Fileserver から 3Ware 9500S-8 を引き抜いて auto-carving 方式で稼動するか実験したい気持ちはありますが、さすがに面倒です。(^^ゞ

2006/11/27 追記

750GB x 4 RAID 0 で、Fedora Core 6 64bit 版と同じ Partition 構成を維持したまま Fedora Core 6 32bit 版をインストールしたところ、問題なく立ち上がりました。やや驚きです。

1スパンが 2TB超の Partition を使用しなければ、32bit 版でも 2TB を超える HDD Arrey を取り扱うことができるようです。但し、Kernel 2.6.18-1.2849 では、RocketRaid 2300 Driver の Rebuild を実行しても再起動に失敗しました。

ところで 稼動中の 2TB Fileserver から AMCC 3Ware 9500S-8 を引き抜くのは面倒なので、本日、 AMCC 3ware 9590SE-8ML (PCI-e) と Seagate 750GB HDD を 4個を追加発注しました。到着次第 750GB x 8 個で RAID 5 5250GB (5,250,530,410,496 byte = 4889.94GB) を構築する予定です。




RocketRAID 2300 関連 Page
2006/10/30 RocketRAID 2300 による RAID 5 構築
2006/11/23 Seagate 750GB x4 + RocketRAID 2300 RAID 5 構築
2006/11/25 2TB超 2250GB RAID 5 HDD Arrey への OS インストール
2006/11/28 RocketRaid 2300 RAID Driver の Rebuild










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