2006/12/05

5250GB 3Ware 9590SE-8ML での Server 構築(1)
3Ware 9590SE BIOS 設定編


追加注文をしていた 4個の Seagate ST3750640AS (750G SATA300 7200) が届きました。HDD の購入先は ツクモオンラインショッピング です。

これで既に手許に届いている 4個の HDD と合わせて 6000GB (OS 表記 6,000,606,183,424byte = 5,722,624GB = 5.589TB) になります。

勿論 RAID 5 で使用しますので、実際に使用できる容量は 5250GB (OS 表記5,250,530,410,496byte = 5,007,296GB = 4.890TB)です。






今回は、RAID Card として 8Ports の AMCC 3Ware 9590SE-8ML (PCI-e x4)Faith で購入しました。取扱店は比較的少ないと思います。

HighPoint RocketRaid 2320 (8Ports) と 3Ware 9590SE-8ML では2倍以上の価格差があることからをどちらを使用するか かなり迷いましたが、3Ware の 自動分割機能(Auto carving ) と Fedora Core 6 Linux で使用した場合に Driver Rebuild が不要なことから 3Ware の購入に踏み切りました。

尚、5250GB(4.890TB) の RAID Arrey を構築して判明したことですが、HighPoint RocketRaid 2320 を選択した場合、 Fedora Core 6 64bit Linux でも 5250GB のRAID 5 Arrey を全て認識させると、別途起動Disk が必要となるので、正しい選択だったといえます。


参考までに AMCC 3Ware 9590SE-8ML(8Ports) と HighPoint RocketRaid 2300(4Ports) を並べると4倍近く大きいことがわかります。


HDD との接続は、9590SE-8ML の名前の通り、Multi-Lane 形式ですので、現在使用中の 9500S-8 に比較して、すっきりとしています。

Cable は一般的な SATA Cable よりも細めで しなやかなため 非常に取り扱いが楽でした。


Multi-Lane Cable



(拡大 640 x 497)

3Ware の BIOS 設定は、3Ware 9500S-8 の導入(1)3Ware 9500S-8 の導入(2) で記載していますが、3Ware 9590SE-8ML と少し異なっている部分がありますので、再度 掲載しておきます。

PC の POST 中に 3Ware の BIOS 画面が表示されたら、すかさず Alt + 3 Key を同時に押し、BIOS 本体に入り込みます。

最初に、Arrey を組む HDD を Enter Key で選択していきます。選択した HDD は、先頭に * が表示されます。

Arrey を組む HDD の選択が完了すると TAB Key で下段左端にある Create Unit を選択します。画面が切り替わります。


(拡大 640 x 468)




Arrey Name は 無記入でも Hogehoge でも 自分で分かりやすい名前を入力してください。

RAID Configuration の項目で 使用する RAID Level を選択します。今回は RAID 5 を選択します。Stripe Size は64KB のままで良いと思います。

Write Cache Setting、Drive Queuing Mode、Continue On Error When Rebuild の項目はいずれも Enable にします。

StorSave Profile は 個人が使用する場合は Balanced か Performance で良いと思います。私は Performance を選択しています。

最後の項目の Boot Volume Size は 20(GB)にしました。この項目は後から修正ができませんので、自分の使用する環境に応じて決めてください。

私は、これを 10GB x 2 に Partition を切り、WindowsXP と Fedora Core 6 との Dual Boot あるいは、WindowsXP を 2重にインストールする事を考えてこの容量にしました。

設定が終われば、OKを押します。と、いきなり 赤色で BBU(Battery Backup Unit)がないがどうする? と聞いてきますが、かまわず Y Key を押します。


次の画面では、Caving Factor のみ修正します。

Auto-Caving を Enable に設定し、使用可能な Arrey 総容量 4.890TB を 3つに分けます。

Caving Factor の Default 値は 2048(GB) = 2TB になっています。

ここの項目は GB 表示ですので 頭が混乱しますが、1627(GB) と入力しました。少なめに入力して、最後尾に 50GB とかの小さな容量が残ると かえって面倒ですので、計算値よりやや多めの数値を入力した方が良いと思います。

F8 Key を押して 設定を確定してから、ESC Key でBIOS を抜け出しますと、RAID 5 の Initialize が始まります。

1% 終了するのに約 1分40秒ほどかかりましたので全体で 3時間程度を要すると思われます。本来は Initialize 終了後に OS をインストールすべきですが、ESC Key を押して Initialize を中断させ OS をインストールすることも可能です。

(拡大 640 x297)
左図は Caving を設定せずに、全ての RAID 5 Arrey 領域を、 Fedora Core 6 64bit で認識させた場合です。

この場合は、4TB を超える領域を Mount させると 再起動ができなりますので、別途 起動Disk を用意する必要があります。

(拡大 640 x 342)
RAID 5 Arrey 全領域を、 Fedora Core 6 64bit で認識させた後に、左図のように Partition を切ります。

/data2 として mount させた領域は、HDD の最初の領域から 4TB をまたいで作成されています。

(拡大 640 x288)

4TB を超えた領域は、再起動中に左図のように Unable to resolve 'LABEL=/data2' と表示され FAILED になり、Fedora Core 6 のインストール後の再起動ができなくなります。

通常 セクタサイズは 512byte ですが、Fedora Core 6 が セクタサイズ を調整し 1024byte で対応したことにより、4TB が壁になったのではないかと推測しています。(未検証、自信なし。)


(拡大 640 x 285)

Caving 機能を使用すると、WindowsXP でも 4.890TB の全ての領域を認識させることができます。

(左図は起動Disk を 10GB で設定していますが、実際のインストール時には 20GB を確保し、10GB x 2 で Partition を切っています。)

尚、WindowsXP 上からは、 4.890TB のRAID Arrey が 4個の HDD として認識されていますが、起動Disk として設定した最初の領域以外には、 OS を インストールすることはできません。(検証済)



Caving 機能を使用して WindowsXP をインストールし、HDD を認識させたところです。

起動Disk は 20GB を 10GB ずつに分割して、それぞれに WindowsXP をインストールしています。

この容量配分からすると、Caving Factor は 1624 (GB) が最適値のようですが、修正は結構面倒なので、Caving Factor 値は 1627(GB)のままでいきます

Caving 機能を使用すれば WindowsXP がインストールできる位ですから、Fedora Core 6 64bit は問題なく インストールできます。(FC6 32bit もインストール検証済)

どうしても WindowsXP上で 2TB越えをする場合は、OS上で認識された carving factor毎に分割したディスクを「ディスクの管理の設定」で、ダイナミックモードに設定し、スパンモードで分割されたアレイを組み合わせれば、2TBを超えたディスクとして認識されます。

尚、WindowsXP と比較した場合、3Ware RAID Card の Driver FD を用意しなくてもよいので、むしろ Fedora Core 6 の方が インストールは楽です。



2006/12/12 追記
起動Disk 用 20GB の領域には Fedora Core 6 64bit のみをインストールし、 WindowsXP との Dual Boot は中止しました。

WindowsXP との Dual Boot を前提に、Partion Magic で既に WindowsXP をインストールしている C Drive 領域を 10GB から 7GB に変更しようとしたところ、Partion Magic が HDD の領域認識に失敗し、仮想 HDD 2,3,4 領域が マイナスxxxGB と表示されます。そのまま無理やり Partion 変更を実行したところ、完全に固まってしまいました。

結局、RAID 5 領域を 3Ware 9590SE-8ML の BIOS上 で一旦開放し、再構築する羽目になりましたのでこれを機に、インストールする OS を見直すとともに 9590SE-8ML の Caving Factor 値を修正することにしました。

Caving Factor 値は、1623(GB) にすると、最後に 380MB が余ったため、1624(GB) に設定。この場合、最後の仮想Disk容量は 3Ware 9590SE-8ML BIOS 上の表示で 1621(GB) となります。

当初の計画では、最終 HDD 領域を NTFS で Format し、WindowsXP から使用できる環境を構築するとともに、この NTFS 領域を Fedora Core 6 で Mount する予定でした。

しかし、 Fedora Core では、NTFS 領域の 非 Mount が推奨されているだけでなく、Mount に使用する ntfsmount が Dangerous Tool と呼ばれていることや、特に NTFS 領域を残さなければならない理由もない事から、WindowsXP と Fedora Core 6 の Dual Boot はやめることします。

2006/12/20 追記
CUPS Printserver を導入するのに伴い、Fedora Core 6 32bit 版を再インストールしました。結果的には、AntiVirus Soft (BitDefender )のインストールもできましたので、実使用にあたっては、当面 32Bit 版の方が使い勝手が良いようです。




5250GB 3Ware 9590SE-8ML での Server 構築 関連 Page
2006/12/05 3Ware 9590SE BIOS 設定編
2006/12/06 PC 組立/Bench 編
2006/12/14 Fedora Core 6 に 3Ware 3DM2 をインストール
2006/12/15 Fedora Core 6 NFS Server の設定
2006/12/17 Fedora Core 6 Samba Server の設定
2006/12/20 Fedora Core 6 CUPS Print Server の設定
2007/01/13 Fedora Core 6 AntiVirus Soft Install
2007/01/24 Fedora Core 6 yum-updatesd の自動化設定
2007/01/28 Fedora Core 6 Aptche httpd Webserver の設定
2007/12/12 Fedora Core 6 xmms 24時間 BGM










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