2002/05/06

ナレーション機材について

アマチュアビデオ愛好家にとって厄介なものの一つにナレーション入れがあると思います。撮影や編集は機械任せで何とかなっても、ナレーションは職人芸の世界だけに、なかなか難しいですね。

とは言え、うまくナレーションを入れると、作品が引き立つだけにやっぱり必要なものだと思います。声の出し方や話し方は、それだけで1冊の本になりますから、それは専門家に任せて、機材について話してみたいと思います。


BROADCASTER

先ず、ナレーションマイク。これもピンからキリまであります。私は主としてRODE社(Australia) の 「BROADCASTER」というナレーション用 Studio Condenser MIcrophone を使っています。購入先は サウンドハウス です。購入時点で最安値でしたが、このショップは基本的に安価かつ安心して機材が購入できる先だと思います。

このマイクは、コンデンサーを形成するファンタム電源(+48V) が必要なコンデンサーマイクですので、ファンタム電源がとれる Mic Mixer として MACKIE 1402VLZ を噛ませています。
MACKIE Design社の Mixer は(Video機材に比べると) 極めて安価ですし、音が良いと定評のあるAnalog Mixerです。そして、非常に使い勝手が良いです。

このMixer は、USA製で、明るくポップな感じがします。「当社はバイクやピアノは作っていません。Mixer しか作ってません...。」から始まる同社のカタログの陽気さにハマってしまったところもありますけれど。ところで、バイクもピアノもMixerも作っている会社って、どこ?・・・ (^^ゞ


MACKIE 1402VLZ

ところで、カラオケ等でよく使われる、ダイナミックマイクは、感度が低いものが多く、音ブ(音声ブース)など望むべくもないアマチュアとしては、深夜に声を落として録音する事が多いため、どうしてもS/Nが悪くなりがちです。

そこで、むしろダイナミックマイクを使うより、ファンタム電源の要らない小型で安価なコンデンサーマイクをお勧めしたいと思います。昔、SoundBlaster に付いてきた(今も付いてくるのかな?)おまけのコンデンサーマイクでも、安価なダイナミックマイクより上手く音を拾えます。


SM63L
尚、ナレーションマイクの手持ちは、タッチノイズが出るため、極力避けるべきでしょう。どうしても手持ちをしたいという場合は、タッチノイズ対策がしっかり取られているSHURE のSM63L等をお使いになられると良いと思います。

これは比較的安価なダイナミックマイクですが、インタビュー・マイクとして、ほとんどのテレビ局のインタビューで使用されているマイクです。 落下させても壊れにくく、網の部分だけでも簡単に購入ができるなどプロ向けに良く考えられたマイクで、感度も良くて、とてもお勧めです。 (結構、格好も良いんです、これ。)

こちらも サウンドハウス で購入しました。

また私の経験ですが、アマチュアがナレーションを入れようとすると、話している間中、マイクとの距離が変わり、音の強弱が出る事があります。また、アマチュアですから、声自体を同じ音量で、ずっと話すこともできません。

この対策としては、コンプレッサーを入れることでかなり改善できます。また顔を動かしても、マイクと口元との間隔が変わらないヘッドセットマイクを使うのも顔振り対策の一つです。息がかかってザワザワしない位置にうまくマイクを設定すると、かなり気楽に話す事ができます。

現在、Analog Compressor/Gate として DBX社の DBX266XL を使っていますが、かなり効果がありますので、音の強弱で困っておられる方は導入をお勧めします。これも サウンドハウス で購入しましたが非常に安価でした。


DBX266XL
ゲートは、静寂な音ブがない家庭で録音する際に、バックに常時存在している雑音(クーラーのファン音や冷蔵庫の音等)を、スパッと切り取り、一定以上の音が入ると門(ゲート)を開けて、音声を流すものです。見かけ上のS/Nは高くなりますが、一定以上の音が途切れ途切れに入ると、息切れがしたようになり、使い方にちょっとしたコツが必要です。

いずれにせよ、NonLiner で、作品にナレーションを追加する場合は、ナレーションを WAV ファイル化します。WAVファイル化していれば、SoundFactry社のSoundForge 5.0等の音声編集ソフトで、Compressor/GateをかけることもMaximizer (Normalizer)をかけることもできます。(Fast SilverにもMaximizer ほか、いくつかの音声ツールが用意されています。)

私の場合、同 SoundFactry社の DirectX ベースのプラグイン Noise Reduction 2.0 を使いたかったので SoundForge 5.0を使用していますが、Compressor / Gate / Maximizer だけであれば 機能限定版の SoundForge 5.0 XP でも十分だと思います。

ところで、皆さんはマイクからのAnalog音声はどうやって、WAV化されているでしょうか?

音質的には、Fast SilverのAnalog音声入力を使って、48KHzで取り込むのが一番ベストなのですが、Pinnacle Liquid Silver を動かすとかなりの騒音が出ますので、マイクからの音取りには不向きです。

安価になったHDD デジタルレコーダーを別に用意してもいいのですが、これはこれでPC間との録音データのやり取りが大変です。


USB Audio Interface UA-3
色々やってみたのですが、騒音の小さいノート型の Sony Vaio C1 VR/BP + Sony純正 IEEE1394 外付けHDD に Roland の USB Audio Interface UA-3 を付けて48KHzで取り込み、録音後、LAN経由でPinnacle Liquid Silver の入っているPC に送り込むのが音質は別にして一番楽なようです。

但し、この場合、C1 では 取り込みソフトにSoundForge 5.0 は使わないことが肝要です。C1ではCPUの能力が不足するため、音飛びが発生する事があります。C1で使うなら UA-3 に付属のSound it!が軽くて良いようです。


2007/06/06 追記

現在は、屋外で録音する際には、Roland UA-3 から M-Audio の FAST TRACK Pro を、室内で作業をする場合は、同じく M-Audio の NRV10 を使用しています。

 





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