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2008/03/26
VPI Aries Scout (Analogue Turntable) 購入
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1週間前に、オーストラリア製 Pro-Ject RPM 9 (税込定価 207,900円)を購入 し、アナログレコードの音の良さに改めて驚かされましたが、更に良い音を求めて 価格的に倍近い アメリカ製 VPI Aries Scout (税込希望価格 367,500円)を購入することにしました。 ( Joshin web で購入できます。)
VPI のアナログプレーヤ の中では最廉価エントリー機ですが、国内では 一つ上の Super Scout master は、一気に 1,155,000円まで跳ね上がるので手がでません。 => 結局購入しました。 下記 2008/04/10 追記参照 (^^ゞ
尚、国内ではごく一部の Shop でしか販売されていませんが、Aries Scout と Super Scout master の間には Scout master という中間機種があります。
デザインは、写真で見るより実物の方がずっと格好が良いですね。トーンアームは、単体で購入すると 税込希望価格 189,000円の JMW-9 Memorial が付属してきますので、ターンテーブルとトータルで考えると安いと思います。
JMW-9 Memorial
トーンアームのベアリング部のフリクション(摩擦)が、アームの感度やトレーシング能力に大きな影響を与えるため、特に注意が払われており、VPI社が独自に開発した理想のベアリング構造 - ピンポイント・スパイクによるユニ・ピボット・ベアリングが採用されています。
非常に鋭利なスパイクによる1点支持とすることで、ベアリング・フリクションを事実上ゼロにして、アームの感度、コンプライアンスを極限まで高めているとの事。
アームにドーナッツ盤用のアルミ製アダプターを引っ掛けたところです。手で押さえると、更に 2度くらい傾く様です。
トレース中は、ふらつくこともなく、普通のアームと同じ動きをしています。
独特の 1点支持方式は、針の上げ下げ時に アームが上下左右にふらつくため、慣れるまで少し違和感がありますが、実際の針の昇降にはアームリフターを使用するのであまり気になりません。
カートリッジの位置決めには、専用の治具が用意されており、アームにカートリッジを仮付けしてから、治具の升目に針を置き、針の位置とカートリッジの平行性を確認してから取付を完了します。
尚、針圧調整のウエイトは 6角レンチで固定しますが、ウエイトを回転させて針圧目盛を見ながら調整するような機能はないため、別途 直読式の針圧計が必須 となります。
写真の左端に少し写っているターンテーブルのセンタースピンドルにはネジが切ってあり、専用のクランパーでレコードをターンテーブルに密着させます。
60Hz 用プーリーとモーター部の写真です。写真右肩のプーリーは 50Hz 用です。 50Hzプーリーは最初から付属していませんでしたが、TEAC製品取扱店で数千円程度で購入できます。
33.3/45回転 の2段階ですが、78回転用もオプションで販売されています。
回転トルクはそれほど大きくはなくて、手で比較的簡単に止められますが、回転音は回転しているのか止まっているのか分からない位 静かです。( Pro-Ject RPM 9 のモータートルクよりも大きく静かです。)
オプションとして 税込希望価格 21,000円 のアクリルカバーと交換用のドライブベルトを2本(税込希望価格 9,450円/1本)追加購入しました。
最初から付属しているベルトと合わせて 3本になります。(ベルト長 90cm、2mmφ)
尚、この純正アクリルカバーは、再生時には使用できません。
回転数のチェックには Studio Kuro さんのストロボスコープを利用させていただきました。
VPI Aries Scout は 483mm×356mm×178mm と Pro-Ject RPM 9 に比較すると大きいため Pro-Ject RPM 9 の設置台にしていた RASK インシュレーター I-4333W は使用することができません。
そこで、40mm厚! 500mm x 400mm の本大理石オーディオボード( 21Kg ) を特注しました。VPI Aries Scout の重量は 約14kg ですので、十分な重さだと思います。
フォノケーブルは付属しませんので、別途用意する必要があります。
ortofon RCAケーブル AC-3600SILVER + 東志 モニターケーブル ジュニアシルバーライン PC-1.5JS + ORB Yプラグ HL-Y4
と
SAEC RCAラインケーブル SL-1801-1.2+ 東志 モニターケーブル ジュニアシルバーライン PC-1.5JS + ORB Yプラグ HL-Y4
の 2種類を自作しました。
フォノアースケーブルに使用した PC-1.5JS は、透明なシースに銀コートした導線が美しく、ortofon AC-3600SILVER と見た目はベストマッチです。
SAEC RCAラインケーブル SL-1801-1.2 で自作した分です。
といっても、アースラインを追加しただけですが・・・ (^^ゞ
価格が倍近く違うので当たり前といえば当たり前ですが、ケーブル自体が非常にしっかりしていて、 コネクタ部も ortofon AC-3600 SILVER のようにプラスチックが多用されておらず、高級感があり、接続がスムースです。
音も高域の減衰が少なく、フォノケーブルとして使用するなら、ortofon AC-3600 SILVER より SAEC SL-1801-1.2 の方が良いですね。
お薦めするならこちらの SAEC の製品にします。
尚、ORB Yプラグ HL-Y4 には 圧着専用工具が必須です。
ペンチで潰しただけでは、経年変化を起こして接触不良になります。
Turntable については価格的に手の届くものとして MICHELL ENGINEERING GYROSE/UNV1(税込定価 546,000円 => 実売 税込 398,000円)や NOTTINGHAM INTERSPACE HD (税込定価 417,900円 =>実売 税込 348,000円)があり、VPI Aries Scout を含め 正直なところ どれを選ぶか悩みました。
国内のネット上にはほとんど情報がありません。
VPI Aries Scout は、輸入元のTEACの価格統制が厳しいのか ほとんどの Shop で定価販売されていますので、MICHELL ENGINEERING GYROSE/UNV1 や NOTTINGHAM INTERSPACE HD と実質的な購入価格差はあまりないのですが、MICHELL ENGINEERING GYROSE/UNV1 はトーンアームが輸入元の東志のオリジナルブランドであることと、カートリッジが交換可能なユニバーサルタイプなので接点数が増えることを嫌いました。
NOTTINGHAM INTERSPACE HD はストレートアームを採用していますが、ターンテーブル回転始動時に、手動でターンテーブルを回さないといけないことと モーターが分離されていないことが気になって VPI Aries Scout を選択。
もう少し高価になりますが 税込定価 577,500円まで出せば、MICHELL ENGINEERING オリジナルのストレートアーム TecnoArm を採用した MICHELL ENGINEERING GYROSE/TA も購入することができますが、TecnoArm のデザインが私にはいまひとつです。
NOTTINGHAM も より高価な SPACE-DECK/10TH であればモーターが分離されていますが、こちらは生産が終了しています。
視覚的要素からすると、MICHELL ENGINEERING GYROSE/UNV1 や NOTTINGHAM INTERSPACE HD の方が格好良くみえますが、最終的に、VPI Aries Scout にしたのは、既に所有している レコードバキュームクリーナー HW-16.5 が VIP 製であったことも影響したと思います。
何より見栄えや奇をてらうことなく、愚直にまで基本に忠実に Turntable を作りこんでいる感じがします。
某店で相談したところ、「VPI Aries Scout も MICHELL ENGINEERING も性能的にはほぼ互角と思います。総重量もほとんど同じですが、慣性モーメントを高めるターンテーブル構造やフローティング構造の点から扱いやすさのは MICHELL ENGINEERING かもしれません。 VPI Aries Scout はソリッド構造のため置き台によって大きく音が変わりますので、 VPI Aries Scout の性能をフルに発揮させるためには耐震性に優れた設置台が必要ですが、完全に調整すればスピード感と切れのある音が得られます。 」とのことでした。
まあ、40mm厚 21Kg の本大理石オーディオボードを設置台にしておけば問題ないでしょう。
一応、海外のWebでユーザーレビュー や Shop を探してみると、MICHELL ENGINEERING や NOTTINGHAM は当然の事ながら欧州で強く、VPI はアメリカで好まれているようです。ただ、 全体的に見ると海外での取扱いShop の数は、VPI の方が多いようです。
特にアメリカの Audio Shop では MICHELL ENGINEERING や NOTTINGHAM はほとんど販売されていません。しかしながら、日本では MICHELL ENGINEERING を扱う Shop は多いようですね。
VPI Industries, Inc. の HomePage によれば
The SCOUT, in its two-year existence, has become the worlds best-reviewed turntable! The lowest priced turntable in STEREOPHILE'S Class "B" has attained high performance records worldwide.
STEREOPHILE'S 誌が(金額によって)区分している B クラス価格帯の中では、 2年連続でターンテーブル部門のベスト賞に輝いたとの事なので、音はかなり期待できそうです。
2008/04/05追記
2008/04/03にやっと到着しました。組立て直後はターンテーブルのシャフト精度が高すぎ、キツキツ の状態でスムーズな回転ができなかったため、丸 1日半 ターンテーブルを 45 回転で回転させてエージングを行いました。
取扱説明書にも「本来の性能を発揮するまで、最低20時間エージング(慣らし運転)してください。」との記載があります。
エージング中はドライブベルトの消耗が気になるので、Pro-Ject RPM 9 用に自作したベルト を使用したところ そのまま使用できました。
但し、Pro-Ject RPM 9 のプーリーは V 字型ですので 2点(2線)接触ですが、VPI Aries Scout は 掘りの浅い半円型で1点(1線)しか接触しないためか、自作ベルトでは回転速度が乱れて、実際の再生には使えそうにありません。
さて、今日は土曜日ですので 朝からゆっくりと レコードを回し始めましたが・・・・・・
うーん、これも凄い。 Pro-Ject RPM 9 とは一線を画す描写力ですね。セッティングには時間がかかりますが、キチンと設定するとそれに答えてくれます。
レコードに録音された音の粒々がバラバラと降ってくる感じがします。大らかでスケールの大きな感じ、自然で肩の凝らないアナログの良さというのでしょうか。 Pro-Ject RPM 9 も良い音がしますが、 VPI Aries Scout の音を聴くと元に戻れなくなりました。
ところで、この Pro-Ject RPM 9 どうしよう・・・・・。
2008/04/08追記
ようやく、本題の LP レコードの 高音質デジタル化 が進み始めました。
VPI Aries Scout は濁りのない透明感溢れる音の粒を バラバラ と降らしてくれますが、これを Ortofon MC-MM フォノイコライザ EQA-777 でしっかり受け止め、 Mackie Onyx 1200F Studio Recording Preamp で 192kHz 24bit でデジタル化すると、十分すぎるほど アナログの匂いが残っています。
ここにくるまでに つぎ込んだお金を、CD の購入に当てることもできたのですが、満足できる音が得られたので ちょっと幸せ。
今は社宅ですので購入できませんが、定年で自宅に戻ったら JBL S4800 と アキュフェーズ の CLASS-A STEREO POWER AMPLIFIER A-45 あたりを組み合わせてみたいと思っています。
オーディオマニアではないので、このあたりが妥当なところかな?
2008/04/10 追記
とはいえ、さすがに 3台のプレーヤーは置けないので、VPI Aries Scout の処分を考えないといけないし・・・・ <= 既に とても危険なモードに突入中。
2008/04/13 追記
えー、VPI Super Scoutmaster (税込希望価格 1,155,000円)注文してしまいました・・・・・
20年は使えるとして、年間6万円、月5千円です。うっ、そう考えても やっぱり高い・・・・・
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