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2008/09/06
VPI Aries Scout + VPI SDS 初期回転起動エラー対策
注意する点は、追加負荷に、白熱電球を絶対に使用しないことです。すぐに VPI SDS の出力トランジスタが劣化します。
VPI Aries Scout と VPI SDS (電源ライン・アイソレーター/シンクロナス・ドライブ・システム) を組み合わせた場合、VPI Aries Scout のモーターが小容量で負荷が小さいため、初期回転起動に失敗することがあります。
VPI Aries Scout に VPI SDS を組み合わせている方はそう多くはないと思いますが、確実に起動できる方法がありますので、ご参考までに掲載しておきます。
VPI Aries Scout のモーターは16極シンクロナスモーターですが、VPI SDS (電源ライン・アイソレーター/シンクロナス・ドライブ・システム)が想定しているのは 24極シンクロナスモーター 単独 もしくは 2個使用のようです。
このため、VPI Aries Scout のモーターでは、電源を入れたときに、モーターが接続されたと認識されず、最低電圧の 72Vのままでモーターを起動させようとすることがあります。
この対策として リアクタンス抵抗を追加してほんの少し負荷を増やしてやれば、問題なく起動します。
今回は アナログプレーヤー用青色ストロボのACアダプタ をモーターと並列で接続します。
無負荷状態での出力電圧です。
モーターのスイッチを入れ、キチンと認識すると 115V まで電圧が上がり、ターンテーブルの起動に必要なトルクを稼ぎます。
が、起動認識に失敗すると 72V のままのため、モーターが唸るだけで回転しません。
115Vで起動後、回転が安定すると 84Vまで電圧が下がり、回転トルクを下げて、モーターの振動が少なくなる仕組みです。
尚、45回転の場合は102Vで安定します。
これは、白熱電球が冷えている場合はW数に関わらず 突入電流が大変大きいためです。( Cold start rush current )
また、リアクタンス負荷が必要なため、ACアダプタは旧タイプのトランス式が必須です。スイッチングタイプのACアダプタでは役に立ちません。
今回はACアダプタにわずかな負荷(青色LED)がありますが、開放(無負荷)でも問題ありません。
尚、ごく稀に起動に失敗する場合は、
1.モーターの電源を入れてから、回転数を33.3回転から一度45回転に上げ、再度33.3回転に下げる。
2.ターンテーブルを手動で回転させる。
事で起動させることができます。
但し、手動でターンテーブルを起動させた場合、電源周波数に同期に取ろうとして失敗しつつ、モーターがわずかに唸りながら回転することがあります。 この場合、120Hzのハム音が、LPレコードの音に加重されることがありますので注意してください。
今回は 追加負荷として青色LEDストロボを使用したため、VPI SDS の出力電圧の変化に応じて明るさが変化し、よりきれいなイルミネーションが楽しめるようになりました。
100%確実 かつ 高音質対策を目指すなら、上記のような小手先の方法ではなく、モーターを 16極シンクロナスモーター から 24極シンクロナスモーター に交換する方法があります。
プーリー と コンデンサ (半田付け不要)付きで 150ドルですから 小コストの割りに パフォーマンスは高いです。
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